【令和7年6月9日(月)】逆風は整えることを示唆する神の恩寵的シグナルであると謙虚に受け止めましょう。
本日は、274(日盤四緑木星)・己酉(つちのととり・きゆう・干支46番)・赤口・小望月・たいら(平)・尾宿(27宿)・本暦皐月十四日(5月14日)・カタカムナ暦6月22日です。
己 | 二黒土性・丑未・陰 | 紀(すじ・ととのえる)を語源とします。紆余曲折を経て、成長を完成させて実を結実させた象(かたち)です。自己鍛錬、己を反省し学びを深める気質。忍耐、柔軟性、挫(くじ)けない心。谷・盆地:謙虚で堅実に物事を実行し、忍耐強い補佐役的気質。 |
酉 | 七赤金性・辛・陰 | 綇(ちぢむ・なる)を表す。純粋な心を醇化し人間性を醸し出す。優れた人格の完成。17~19時 |
四緑木性 | 巽為風・縁・陰 | バランスと奉仕の精神が命題です。心のオアシスを求める人に、良い風(氣)を送り届けましょう。温和さ、社交性、支援、信用。 |
陰揃い、四緑の本日に意識したい特性
(4)斉(さい・ととのう):何事も順風に運び、家庭や職場はトラブルもなく整う。
- 【懐《ふところ》の蒸(む)れ】枝葉が茂り、懐の風通しや日当たりが悪くなる。
- 【梢《うら》どまり】成長が止まる。
- 【裾《すそ》あがり】地面近くの横枝が枯れる。
- 【梢《うら》がれ】頭から枯れてくる。
- 【蠧《むし》つき)】害虫が付く。
不肖が名付けた陰陽五行農法(天地有機農法) で一番大事なのは、木(=風・気)の流れであり、それは地上・土中の双方に言えます。
『修身斉家治国平天下』大學
身修まりて、后(のち)家斉(ととの)う。
家斉(ととの)いて、后国治まる。
国治まりて、后天下平らかなり。
大學の八条目は、更に以下の深堀があります。
『格物致知誠意正心』大學
物を格(ただ)して、后(のち)知に到る。
知に到りて、后(のち)意(こころばせ)誠なり。
意誠にして、后(のち)心(こころ)正し。
心(こころ)正して、后(のち)身修まる。
八条目は、以下の順番になります。
「格物」=>「致知」=>「誠意」=>「正心」=>「修身」=>「斉家」=>「治国」=>「平天下」
格物については多々の解釈があります。
格は、「いたる」、「きわめる」、「ただす」の意味があります。
ヒトとして、いたる・きわめる・ただすものが、知に到る。
ヒトとして、いたる・きわめる・ただすものは何か?
松陰先生の講孟劄記(こうもうさっき)に以下があります。
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学問の道は、人と禽獣(鳥と獣)とでは、どこが違うのかを知ることが肝要である。その違う点とは、五倫(父子の親、君臣の義、夫婦の別、長幼の序、朋友の信)、五常(仁・義・礼・智・信)を守っているか否かにある。これを失った者が庶民、頑張って得たものが君子、ゆったりとして自ずと身につけているのが聖人である。衆人は努力すれば聖人にも君子にもなれるが、禽獣に落ちるものもある。
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逆風は整えることを示唆する神の恩寵的シグナルであると謙虚に受け止めましょう。
Good luck