【令和7年5月26日(月)】困難は愛の変形
乙 | 四緑木性・卯・陰 | 軋(きし)るが語源、万物(植物)の種子が水分、養分を摂取し、固い殻と重い表土をしなやかに伸び進んでいく発芽の力。援助、連絡、信用、バランス。人工木(植木):教養、躾、社会経験など手塩にかけて地道に成長する気質。 |
未 | 二黒土性・己・陰 | 味(あじ・かおりたつ)を表す:時が食物に滋味を加え、心を成熟させて人間味を付ける。午を経て人間味に磨きがかかり、技芸を発揮するとの意味が含まれます。昧(くらい)は、夜明け前の薄暗い時間。曖昧(アイマイ)、蒙昧(モウマイ・道理に昧(くらい))に注意。13~15時 |
八白土性 | 艮為山・無執着・陽 | 物事のイノベーションと不動心。物への執着を離れ、精神・靈的世界、目に見えない世界を追求し、不動心をもって Innovation にあたります。信念、改革、不動心、精神力。艮(ごん)は、「もとる」、「逆らう」の意味があります。 |
八白の本日に意識したい特性
(19)再起:危機を打ち破り、新たな方法で起死回生を実行する。
『売り家と 唐様で書く 三代目』川柳
うりいえと からようでかく さんだいめ。
初代が苦労して築いた家や財産も、三代目ともなると商売そっちのけで遊芸などに身を持ち崩し没落して、ついに自分の家を売り家に出すようになる。
その売家札の字が唐様で、しゃれている。
遊芸におぼれて商売を留守にした生活がしのばれる、という意の川柳。
~コトバンクより
"Hard times create strong men. Strong men create good times. Good times create weak men. And, weak men create hard times." G. Michael Hopf, Those Who Remain
厳しい時代が強者を創る。
強者が平安な時代を創る。
平安な時代が弱者を創る。
弱者が厳しい時代を創る。
『小人閑居して不善をなし、至らざるところなし』(大學)
つまらない人間がが暇を持て余すと、とかく悪事に走りやすいということ。
The devil finds work for idle hands to do.
英語での諺ですが、「悪魔は暇な人間に仕事をくれる」との翻訳になります。
「悪魔がくれる仕事」とは悪事のことで、労働するわけではありません。
「人が暇だと、トラブルに巻き込まれたり犯罪に手を染めたりしてしまう」という意味で使う表現です。
自然災害、疫病、飢饉、戦争がサイクリックに起こり、あたかもフラクタル現象、相似象のように人類に降りかかるのは、神の恩寵的試練なのだと思います。
目を覚まし、ぬるま湯から脱出した者のみが、次の時代を創ってきたのが人類の歴史ではないでしょうか。
"The significant problems we face cannot be solved at the same level of thinking we were at when we created them."
アインシュタイン曰く『我々の直面する重要な問題は、その問題を作った時と同じ考えのレベルで、解決することはできない』
弱者が跋扈している世は厳しい時代になることを示唆し、やがて地震雷火事親父によりやり直しが迫られることが人類史であることを真摯に受け止めましょう。
だからこそ、己をレベルアップし苦悩を突き抜け、やがて歓喜に満ちた世界に到達すると信じて生き抜きましょう。
『「困難とは神様がもっと成長してほしいという愛を持って与えたもの」であり、「困難は愛の変形」である』松下幸之助翁
合掌