【令和7年4月26日(土)】人生とは、理想を実現する連続の旅である。
乙 | 四緑木性・卯・陰 | 軋(きし)るが語源、万物(植物)の種子が水分、養分を摂取し、固い殻と重い表土をしなやかに伸び進んでいく発芽の力。援助、連絡、信用、バランス。人工木(植木):教養、躾、社会経験など手塩にかけて地道に成長する気質。 |
丑 | 二黒土性・己・陰 | 紐(けつ・ひも・からむ)を表す:結びつける力・愛で結合されたものがつながっている状態(縁)。1~3時 |
五黄土性 | 戊・己 | ずばりガイア・地球そのもの。名誉から嫉妬等々何でも引き寄せ、外れたものを破壊し、調和の為の創造を司ります。「威信」をもって、社会の繁栄の為の努力・精進が命題です。意志、不屈、勤勉、実行力。 |
五黄の本日に意識したい特性
(17)充満:慢心することなく実力に見合った生活水準に満足する。
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修行に於いては、これまで、成就といふ事はなし。
成就という所、そのまま道に背くなり。
一生の間、不足不足と思ひて、思ひ死にする所、後より見て成就の人なり。
葉隠
ここでいう「修行」も、一部の人だけに相当する特別な営みではなく、普段自分が携わっている仕事や家事などに置き換えて読んでみると、身に迫ってくるものがあります。
何事も真剣に取り組めば、いくらでも改善点が見出せるもので、決してここまででよいという終点はありません。
もっと、もっとと努力を続けるうちに、思いがけない高みに至っているもので、その姿が後から来る人に「成就の人」と映るのでしょう。
このような心構えで、日々、自分の為すべきことを真摯に取り組んでゆきたいものです。
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人生心得帖 2018年版より
『成功は常に苦心の日に在り、敗事は多く得意の時に因ることを覚る(さとる)べし』安岡正篤先生
「繁栄の裡(うち)に没落が始まる」との慣用句もあります。
慢心に安住することが、命取りになることは歴史が教えてくれています。
『疏食を飯い水を飲み、肱を曲げて之を枕とす。楽しみも亦其の中に在り。不義にして富み且つ貴きは、我に於て浮雲の如し』論語 述而第七
孔子先生がおっしゃった。粗末な食事をとり水を飲み、肘を曲げて腕枕をする。楽しみはその中にある。正しくないことで得た俸禄と地位は私にとってはかないものだ。
物質的には、如何なる環境でも甘んじて受ける。
しかし、人格向上に関しては、臨終定年と考え、気魄を以て前進するのみ。
慢心は命取り。これで良しと言えるは、臨終の時なり。
durch Leiden Freude
『苦悩を突き抜けて歓喜にいたれ』
ロマン・ロラン著 ベートーヴェンの生涯にある金言です。
己磨きに休みなく、突き抜けるヒトのみが、楽を極める(極楽)のでしょう。
人生とは、理想を実現する連続の旅とも言えるでしょう。
Godspeed