【令和7年4月18日(金)】良き言葉の多くに、禊(霊注ぎ・みそそぎ)の力が宿っています。
丁 | 九紫火性・巳・陰 | 壮と同語。万物(植物)の成長、開花に必要な力。働き盛りの壮年の意味。秘められた情熱。補佐役、聞き役、人々の心を温めるなど。灯火(丁寧さ)、炭火(思いやりと温かみ)で地味に堅実な成長をする気質。 |
巳 | 九紫火性・丁・陰 | 已(や)む、とどまるを表す:自己研鑽(けんさん)がきわまり、社会貢献の段階に向けて好機を待つ。巳は蛇にも通じます。9~11時 |
六白金性 | 乾為天・創造性とリーダーシップ・陽 | 慢心・プライド・遣(や)り過ぎに注意しながらも、天に従い、人格を磨き、人・自分を幸せにする核心となり、創造的な事業を旭日昇天(破竹の勢い)で行うなら願いは叶います。核心、指導、独立、決断。 |
六白の本日に磨きたい特性
(7)円:融通性、奉仕のこころ
『融通無碍(ゆうずうむげ)』
滞ったりつかえたりすることのないこと。
転じて、考え方や行動が何物にもとらわれず自由でのびのびしていること。
般若心経にも、「心無罣礙(しんむけいげ)」というくだりがあります。
罣=網をかける事。
礙=さまたげ止むる事。
罣礙(けいげ)= 網をかけて妨げ止めて自由にしない事。
「無」が付いていますので、「心に罣礙無し」。
「心の網にひっかからない」、「拘束されないで自由自在に動きまわる」という意味になります。
罣礙(けいげ)の類語に、 悶々(もんもん)とする があります。
悶 = もん、もだえる。
心が門の中に閉ざされて、拘束されているという意味でしょうか。
誰がしているのか?させているのか?
やはり、自分自身なのでは。
気が滅入(めい)る と言いますが、気が滅びに入っていくことを指します。
仏教では、この世は虚仮の世界と教えてくれています。
生まれ落ちた虚仮の世界から、やがて死んで故郷へ帰る、帰命とも言います。
晴れが続くと雨を乞い、雨が続くと晴れを乞う。
滅入(めい)ることもあるから、元気が有難く感じられます。
その感謝が薄まると、いつの間にか滅入ってしまう。
虚仮の世界での経験の為に、感応し気の循環が生じているのでしょう。
釈迦に説法ですが、「穢れ」とは「気枯れ」、つまり気が枯れることを指します。
そして、気が枯れると生命波動は鈍り「穢れ」を放置していると病気、気が病むことになります。
水で身を洗い清め、穢れを祓う話の起源は、記紀神話に登場する伊邪那岐命が黄泉国から戻った際に、海水で禊祓を行ったという話です。
実は、神話、非日常の話では無く、毎朝、そして時折、気枯れ、滞りを一掃する為に生活様式の一環として行いなさいという祖先の叡智でもあります。
例えば、元気潑溂(げんきはつらつ)という四字熟語にも、元気の気が使われており、溌剌とするから元気であり、元気があるから溌剌と過ごせる。
その為には、日々よい言葉、書物に触れ、良き道友と過ごし、心を溌剌(はつらつ)とした状態に保ちなさいという教えが四字熟語として伝えられています。
元気溌剌という四字熟語のみならず、良き言葉の多くに、禊(霊注ぎ・みそそぎ)の力が宿っています。
Godspeed